常盤平幼稚園

今日の一冊

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子どもたちと絵本

この園の子どもたちの生活は、絵本なくしては始まりません。
朝、みんなが集まれば絵本。帰りのさようならの前に絵本。
そして、週に1回、クラスごとに入る図書館では、 図書館の専任が、その季節や、クラスの子どもたちに合わせて、 今、出会わせたい絵本を選んで、子どもたちに読んでいます。

1日に2冊以上、1週間で10冊以上、1か月で平均50冊、1年にしたら、何百冊・・・
卒業までの3年だと・・・。
もちろん、読んだ本の数ではありません。
ただ、子どもたちは、幼稚園の3年間の生活の中で、 こんなにもたくさんの絵本に出会っているのです。
その、毎日の積み重ねの大きさを感じて頂ければ。

このブログでは、そんな日々の子どもたちと絵本との関わり、 様子、楽しんでいる絵本など、ご紹介していきます。

こぐまのくまくん

2018年11月13日

5歳のクラス そらぐみさんがお部屋で楽しんでいる絵本です。61qBQRPI6DL._SX342_BO1,204,203,200_

(福音館書店刊)

寒い冬の日に、「ぼく、なにかきるものがほしい」とお母さんにおねだりしたり、お誕生日に自分でバースデースープを作ったり、宇宙帽を作って月旅行に出かけたり、寝る前にたくさんの願い事を考えたり。と、1冊に4つのお話が描かれています。

かわいらしいくまさんと、愛情あふれるお母さんの親子のやりとりに、心が温まるお話です。

シリーズで5冊あるのですが、みんなで夢中になって、楽しみました。

あきのおさんぽ いいものいくつ?

2018年11月09日

5歳のクラス うみ組さんがおへやで楽しんだ絵本です。
photo(こどものとも刊)

題名の通りこの美しい秋に散歩に出向いたら出会える「いいもの」を見つけていくつあるのか、数えて楽しむ絵本です。
お部屋で読んでいた時には、「いいもの」を見つける楽しさとは別に、もう一つ楽しんでいることがありました。
それは、見たままを説明する言葉で登場してくる「いいもの」が、何なのかを考えることです。

この絵本はもちろん、このいい季節に、散歩に出かけて、「いいもの」を探してみてはいかがでしょうか?

くんちゃんのはたけしごと

2018年10月05日

4歳のクラス うめばらさんと楽しんだ絵本です。IMG_7731
『くんちゃんのはたけしごと』
ドロシー・マリノ さく
まさきるりこ やく
(ペンギン社)

こぐまのくんちゃんは、朝からぞうきんバケツに落っこちて床一面の水浸し。迷惑気なお母さんに「そとではたけしごとのおてつだいしたら?」と言われ、お父さんのお手伝い・・・と外に出ますが、畑仕事を何も知らないくんちゃんのお手伝いは、おとうさんにとって大迷惑。くまででお父さんがならして種をまいたばかりの土をひっかき「水をかけてくれ」と頼まれると、雑草に水をかけ、「雑草は抜くものだ」と言われると、花を抜き・・・。
やることなすこと間違いだらけのくんちゃん。

くんちゃんの失敗するたびに、一緒に読んでいるこどもたちは、大笑いです。
やがて、くんちゃんは、畑の端に座って考え、お父さんのすることをしばらくじっと見ていました。その後、くんちゃんは、お父さんの言われた通りのことを自分で判断しながら、やりとげたのです。お父さんは、「それでいい。なかなかうまいじゃないか」というと、くんちゃんは、ぱっと顔を輝かせました。

くんちゃんシリーズは、どの絵本も幼いこどもの日常の家族の触れ合いの中で、とても暖かいまなざしを感じる作品ばかりです。

あかくんとまっかちゃん

2018年09月21日

3歳のクラスつきぐみさんと楽しんだ絵本です。 IMG_8030
『あかちゃんとまっかちゃん』
長谷川摂子文
田宮俊和構成
(福音館書店)

スイス ネフ社の「リグノ」という美しい色彩のシンプルな積み木の絵本です。あかくんはお兄さん、まっかちゃんは妹です。まっかちゃんは、きいろいスカートをはいています。最初は、「どれがおにいさん?」「これがおかあさん?」「これって、テーブル?」と、確認していたつきほしさんでしたが、積み木の世界に慣れてくると、目を奪われ、公園の遊具を見回し、
「あっすべりだい」「あっシーソーだ」と楽しんでいます。

あかくんとまっかちゃんは、シーソーで遊んだり、ジャングルジムで遊んだり。かくれんぼでかくれたまっかちゃんが、すごいものを発見。お兄ちゃんを呼びます。そこには、大きな長い長いきょうりゅうがいて・・・。

兄弟が遊びに行って帰ってくるという、シンプルな行って帰るお話ですが、積み木が様々な姿になって語るお話は、とても魅力的で、1冊目の『ぼうしころころ』と共にこどもたちをとりこに
する絵本です。

てつたくんんとじどうしゃ

2018年09月14日

3歳のクラス ほしぐみさんが図書館で楽しんだ絵本です。
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『てつたくんのじどうしゃ』
わたなべしげおさく
ほりうちせいいちえ
(こどものとも 福音館書店)

てつたくんがあるいていたらね、くるまが4つもころころころがってきてね、ぱたんところび、次にぼうが2本とんとんとんとんやってきてくるまのしんぼうになってころがりだしたよ。そしたら・・・と、つぎつぎに、じどうしゃに必要な部品がやってきて、てつたくんのじどうしゃは、出来上がっていきます。

そして、できあがったじどうしゃにのせてあげたのは・・・?

余白いっぱいのイラストとリズム感のあることばに、ほし組さん全員がシーンと聞き入ったお話でした。

コートニー

2018年09月07日

5歳のクラス そらぐみさんと一緒に楽しんだ1冊です。IMG_7724

『コートニー』
ジョン・バーニンガム さく
たにかわしゅんたろう やく(ぽるぷ出版)

野犬収容所の犬を何とか…と思っている姉弟が、両親を説得にかかり、コートニーというどんな犬か、どこからきたか誰も知らず、もらい手のいないじいさん犬を連れて帰る。両親は、初めは渋い顔だったが、コートニーは、大きなトランクを持ち込み、シェフ、ウェイター、バイオリン弾き、曲芸師・・・と家族の一員となって、大活躍。家族との平和な暮らしが続くが、ある日突然姿を消す・・・。

よるのようちえん

2018年07月31日

4歳のクラス うめぐみ ばらぐみの図書館で
楽しんだ絵本です。

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『よるのようちえん』
谷川俊太郎 ぶん 中辻悦子 え しゃしん
(福音館書店)

題名を伝えた瞬間から、「えっ、よるのようちえん・・・??」
と、驚きの声が上がりました。
「ようちえんにはだれもいません。みんなうちへかえりました。」画面は、夜の砂場や夜の庭。そっとさん、すっとさん、さっとさんが、「きょろきょろりん」「すっとんとん」「さっさかせ」と顔を出し、「おや?」お部屋の中にも、もっとさん、ぱっとさん、ぽっとさんと、次から次へと、集い、ふたりでぱしゃりんこ。さんにんで、こぺらこぺら もなもなみねむ すりたかぼびぷにゃ わらべにくらど みんななにしてあそんでいるのかな・・・。
そらがあかるくなって、みんなどこかへきえちゃった。「そっとさんのこえがきこえました。」

夜は、子どもにとって、不思議がいっぱいの闇の世界です。
「よるのようちえんって・・・???」

想像力いっぱいに楽しんだ1冊です。

さいごにわたったかぶとむし

2018年06月22日

4歳のクラス うめばらさんが楽しんだ1冊です。IMG_7729
『さいごにわたったかぶとむし』
とくだゆきひさ さく・え
(福音館書店)

舞台は草原から林の間に橋のようにかかっている、つる。
最初に登場するのは、小さなてんとう虫。ところが、葉っぱの上の大きな毛虫を見て退散。いなご、おんぶばった、ありたちと一本のつるをつたって次々登場する虫たち。毛虫は平気でも、風に飛ばされたり、毛虫も風も平気なきりぎりす、とのさまばったは、ギャングかまきりにつかまってしまう。
最後に登場したのが、昆虫の王者かぶとむし。
かぶとむしの登場に、「おおっ!」「やった」など、大きなざわめきが起こったほど。毛虫も風もかまきりもなんのその、つるを渡り切り、林の中に姿を消す。

一本のつるを舞台にした、まるで現実さながらのドラマを、小さな一冊の本の中で、ハラハラドキドキ味わったひと時でした。

あまがえるりょこうしゃ

2018年06月15日

5歳のクラス うみぐみさんの図書館で楽しんだ1冊です。IMG_7725『あまがえるりょこうしゃ トンボいけたんけん』
松岡たつひで さく・え(福音館書店)

トンボいけたんけんと看板を掲げ、旅行社を営むあまがえるさん。人の捨てたペットボトルを改良した自信作の丈夫且つ水の中が良く見えるという自慢のボートで、《おひるのおべんとうつき 500円》とふれこみ、探険へと誘います。お客は、テントウムシ、ダンゴムシ夫婦、カタツムリ・・・と、水の中初体験の方ばかり。一緒に読むこどもたちも、興味津々です。水の中に目をやるのは、お客だけではありません。うみぐみのこどもたちが、賑やかに、「あっ、おたまゃくし!」「めだか」「あっ、ドジョウもいるよ!」等々、絵から目が離せません。背中に卵を乗せたコオイムシのお父さん。ひっくり返って泳ぐマツモムシ、トノサマガエルが肉食のゲンゴロウ、マツモムシ、ヒル、タイコウチ等に食べられているシーンなどは固唾をのみながら、水の中のあらゆるドラマを旅行社のお客たちと同じように旅するこどもたち。
旅の終わりに、「つちのうえでも、みずのなかでも、いきるって、たいへんなんだなあ」とつぶやくテントウムシのためいきをこどもたちはどのように感じたことでしょう・・・。
1冊読み切った後の充足感は、この上ない1冊です。
他に、《もりのくうちゅうさんぽ》もあります。
ぜひ、夏休みにお楽しみ下さい!

おやすみなさい コッコさん

2018年06月01日

3歳のクラス つきほしさんが楽しんだ1冊です。IMG_2308
『おやすみなさい』
片山健 さく・え
(福音館書店 こどものとも年少版)

もうよるです。みーんなねむっています。
おきているのは、おつきさまだけです。
おや・・・で登場するのが、コッコさん。
コッコさんは、くまに、たかいたかいをやっています。
おつきさまがいいました。
「コッコさん おやすみなさい。もうそらのくももねむったよ。」
「そらのくもがねむっても、コッコはねむらないもん。」

コッコさんの周り、そらのくもも、いけのみずも、いけのさかなも、とりも、いぬも、おにいちゃんもふとんも、そして、くまさんも・・・。じゅんじゅんに眠っていく中、「ねむらないもん!」を繰り返すコッコさんの気持ちがわかるのか、こどもたちは、 ”ねむらないもんばっかし” と言って、つい笑いだしてしまいました。「ほーら、おててもねむったよ。」のコッコさんを見て、 ”コッコさん、もうねてるよ。” と、こどもたちの中から声が。
「おててがねむっても、コッコはねむらないもん・・・コッコはねむらない・・・もん・・・」
「おやすみなさいコッコさん」おつきさまがそっといいました。

私の大好きな絵本です。こどもの心象をユーモラスに温かく表現する作者のまなざしにいつも感動です。

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