常盤平幼稚園

今日の一冊

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おっきょちゃんとかっぱ

2017年07月25日

7月に4歳のクラス うめぐみさんが楽しんだ絵本です。

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『おっきょちゃんとかっぱ』
長谷川摂子・文
降矢奈々・絵
(福音館書店)

ひとり川に足をつけ遊んでいるおっきょちゃんの目の前に、かっぱのガータロが現れ、水底のまつりへと、おっきょちゃんを誘う。
まつりのべべきて、きゅうりを土産に水底についたおっきょちゃんは、まつりに興じていると、大きなかっぱに取り囲まれたが、土産のきゅうりのおかげでお客さんとなり、ガータロの家の子になって暮らすが・・・

お話が始まるやすぐに引き込まれ、しーんと聞き入っていたうめぐみさん。「まつりの餅をひとつたべたらおとうさんのことをわすれ、ふたつたべたらおかあさんのことをわすれ・・・」と聞くや、心配この上ない様子で、かっぱの子そのものになっていおっきょちゃんを、とても複雑な面持ちで見ていました。

おっきょちゃんが、お母さんが作ってくれた布人形を見つけると、全てを思い出し、「うちにかえりたいよう。かあさんのところにかえりたいよう。」と泣き叫ぶおっきょちゃんを胸が張り裂ける思いで、感じていたことでしょう。

異界に行って、また戻ってくる・・・
こどもたちは、物語の中で、どんなことを感じたのでしょう。

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